サーバーというとレンタルサーバーを連想する人が多いと思いますが、自宅サーバーというのもあります。
レンタルサーバーを借りるなら、自宅サーバーの方がいいのでは?自宅サーバーの方が安く済みそう。
そんなふうに思う人もいるかもしれません。
そこで自宅サーバーのメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
自宅サーバーのメリット
自宅サーバーはWebサーバーとしてはもちろんのこと、メールサーバー、ゲームのサーバー、ストレージとしての使用方法があり、自由にカスタマイズすることができます。
メリット
- サーバー運用の知識が身につく
- 自由にカスタマイズできる
- 規約などなく自由にできる
サーバー運用の知識が身につく
自分でサーバーを構築・運用するということは、サーバーの知識やコマンド、ネットワークに詳しくないとできません。
なので自宅サーバーを構築・運用することで、そういった知識が身につきます。
プログラマー、Webエンジニアなどになりたい人にはおすすめです。
自由にカスタマイズできる
レンタルサーバーだと容量はどれくらは、マルチドメインは、転送量は、OSは、メモリは、と色々と制限があります。
しかし、自宅サーバーの場合はそれらは全て自分の好きなOS、好きな仕様にすることができます。
仕様に妥協する必要は一切ありません。
規約などなく自由にできる
レンタルサーバーには、アダルト禁止などとしているところがあります。
アダルトOKなレンタルサーバーは少ないです。
そういった規約なども自分で運用するのですから、一切ありません。
自宅サーバーのデメリット
自宅サーバーを始めたい、という人の中には自宅サーバーの方が安く済みそう、と気楽に考えている人もいると思いますが、実は自宅サーバーはお金がかかるものです。
また、その他にもデメリットがあります。
ポイント
- 初期費用がかかる
- 維持費がかかる
- 熱対策が必要
- トラブルは全て自分でやらなければいけない
- 停電で落ちる可能性がある
- 火災がおきやすい
初期費用がかかる
自宅サーバーは当然ですが、サーバーを建てることになるので、その費用がかかります。
サーバー本体、スイッチングハブ、静音ケース。
停電が怖い場合は、無停電電源装置も必要になります。
これらを揃えるだけで10万円以上かかってしまいます。
維持費がかかる
自宅サーバーは機材を揃えて終わりではありません。
サーバーですから、運用していかなくては意味がありませんよね。
その運用費として当然ですが、電気代と固定IP代がかかります。
24時間365日稼働させるので、電気代だけで月数千円かかります。
その他にも、固定IPが必要となります。
熱対策が必要
24時間365日休まず稼働させているので、機材が熱をもってきます。
特に夏場の熱暴走はすごいものがあり、サーバーを冷却するために適温を保つ必要があります。
そのため、空調代という電気代も別途かかってしまいます。
トラブルは全て自分でやらなければいけない
不正アクセスや脆弱性対策など、運用していると様々なことが起こります。
それら全てを自分でやる必要があります。
障害対応などは時間がかかるものなので、とても大変です。
停電で落ちる可能性がある
電気を使っているから当然ですが、停電を起こすとサーバーも落ちます。
突然サーバーの電源を切ると機器の故障はもちろんのこと、データの破損ということも起こりえます。
そこで活躍するのが、無停電電源装置ですが、これも数時間なので大規模災害の場合は耐えうることができません。
火災が起きやすい
熱をもつ、ということはパーツが発火したり、ホコリが原因で発火したりということが起こりえます。
自宅サーバーでの発火例はとても多いので注意が必要です。
レンタルサーバーは安くて安心を買える
自宅サーバーのメリット・デメリットを見てきましたが、メリットよりデメリットの方が多いのが現実です。
レンタルサーバーは確かに制限は多少ありますが、最近のレンタルサーバーはスペックも高いのでよほどのこだわりがない限りは問題がないと思います。
また、コスト面でみても電気代など運用費が月数千円かかるので、コスパが良いとも言えません。
レンタルサーバーなら月1,000円程度で良いレンタルサーバーを借りることができます。
手間を考えてもレンタルサーバーの方がコスパが良いと言えます。
コスパの良いレンタルサーバー
ロリポップ
ロリポップは小さなサイトから大きなサイトまで幅広く対応できるレンタルサーバーです。
小さなサイトで十分。という場合は、月99円から始めることができます。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバもMySQLを使用しない小さなサイトなら月128円から始めることができます。
もちろん、本格的に運用したい場合にも対応しています。
>> さくらのレンタルサーバの口コミと5個のメリットと5個のデメリット
スターサーバー
スターサーバーも月138円のプランから2,530円の大きなプランまで幅広く対応しています。
途中でプラン変更も可能なので、小さく始めて大きく育てるのも可能です。